こんにちは!くるるです。
昨日(2020年5月19日)初めて「オンライン宿泊」を体験しました。
宿泊先(?)は福井県今庄にお宿を構える「玉村屋」様です。今回は「リアル地域を体感できる」という「玉村屋」様での体験記を記します。
「オンライン宿泊は聞いたことあるけど、もしかしたら楽しめないかも」などちょっと不安に思っていたり、躊躇している方に読んでもらって、少しでも「オンライン宿泊」体験の後押しができればうれしいです。
玉村屋ってどんなとこ?

申し込みのやり取りでいただいたメールに
「~福井のディープでリアルな地域体験~ 地域まるっと体感宿 玉村屋」
と書いてありました。このフレーズのとおり、宿を構える福井今庄の地域体験ができ、そして地域の魅力を体感できるよう工夫されたお宿です。
【基本情報】
- 住所 福井県南条郡南越前町今庄82-10
- URL https://tamamuraya.jp/
玉村屋の人 中谷 翔さん
上の写真右側の青年です。(愛称)ショー
自転車で日本一周されるなど、あまり人にはできないことを実践される方です。「オンライン宿泊」ではファシリテーターを担当し、ゲストの皆さんの良い部分をうまく引き出しておられました(*^^)v
また、実際にゲストが来てのおしゃべりで、ゲスト同士で会話が弾んでくると、ショーさんは「寝てしまうそうです。」
ショーさん曰く、「みんなが語り合っていい雰囲気になっている状態で眠れるのは、幸せな事じゃないですか」。
その気持ち、分かるなぁ。
さすがに「オンライン宿泊」では寝落ちはありませんでしたが。
玉村屋の人 野村 直樹さん
上の写真左側の青年 (愛称)のっち
切り花の農家もされており、HPには、小菊を中心とした多種多様な切り花の生産とともに、花を通じて地域を豊かにする方法を考えていらっしゃるそうです。
「オンライン宿泊」では、主に私たちゲストの代わりにビデオを持って施設内を回ってもらいました。
また、音声や映像に問題がないか通信トラブルに気を付けておられて、快適な「オンライン宿泊」となりました。
申し込んでみる
私は、ホームページ問合せホームから、名前・メールアドレス・電話番号・問い合わせ内容(5/19のオンライン宿泊の件)を記載し、申し込みをしました。
すると、返信メールが届き、以下のことが書かれていました。
- 予約内容
- Zoom使用の注意点
- ZoomミーティングID
- 支払方法の案内
- 自己紹介準備の案内
私は、Zoomを使用したことがあったので、メールに書いてある内容でZoomのことは理解できました。
支払方法はクレジットカード決済と銀行振込のいずれかということで、私はクレジットカード決済を選びました。すると、請求書のメールが届き、その案内に従ってスマートフォン上で支払いできました。簡単な手続きでいいですね。
私が、返信メールでgood!と思った点は、
自己紹介で話す項目とその記載例をショーさんの実例で予め書かれてあった点です。
というのは、初対面の人が会っていきなり自己紹介するとなっても、なかなか話せることは思いつきません。ですが、その準備ができるので、幾分緊張が和らぎます。
また、例としてショーさんの自己紹介が書いてるので、どのような人物なのかも会う前から分かります。この点もよいと思いました。
こんな内容でした!
- チェックイン
- 館内の案内
- みんなの自己紹介
- ルーレットトーク
- 秘密室の案内
- フリートーク
- チェックアウト
チェックイン

初めに簡単なZoomの使い方の説明があります。私が参加した時はその他のゲストの方も問題なくZoomを使いこなしていたので、数分で説明は終わりました。
スタートはJR今庄駅です。電車の旅を想定しています。
予め撮影された駅からお宿までの風景をみながら、まるでそこを歩いているようでした。
駅の前に井戸があったり、おばあちゃんとすれ違ったり。たぶん徒歩10分も掛からないくらいで目的地に着くと思います。
宿の前からはリアルの映像です。
引き戸を開けると、昔ながらの土間があって、その先にこたつのある畳の部屋。
こたつで温まっているショーさんがお迎えしてくれます。
ウエルカム茶を出してもらって、チェックインします。
地元の紹介もありました。今庄は、吊るし柿や蓮が有名だそうです。なんと蓮の畑でバレーボールを企画されているということです。蓮の畑は水田のような感じなので、体中泥んこになるんでしょうね。
館内の案内
続いて館内案内です。
2階建ての古民家を改修されたお宿で、1階には台所・トイレ・洗面所・シャワールームがあります。
台所の壁には、着物の生地を再利用して作成された宿場町の地図が飾られていました。なんとこれは、地元の方が作られたそうです。地域密着のお宿であることが分かります。
そして、階段を上がって2階に行くと、目の前にラウンジがあり、そこから3つの部屋に分かれます。
部屋名には、地元特産の「柿」「梅」「蓮」が付けられており、それにちなんだテーマカラーが設定されています。テーマカラーが何かは実際に「オンライン宿泊」を体験した時に尋ねてみてください。
みんなの自己紹介

私が参加した時は、私を含めゲスト5人とホスト2人(ショーさん、のっちさん)それに地元の西川さんでした。地元の方の参加もgood!な点と思います。地域に受け入れられている場所っていうことですね(^^)/
またこの日は取材したいということで報道の方もおられました。「オンライン宿泊」が注目されていることが伺えます。
集まったゲストは、飲食店を経営されている人、銀行員、地域の防災コーディネータと様々な職業をお持ちの方々でした。今モロッコにいるという方も参加されていました。その方は世界一周旅行の途中ということです。今はコロナの影響で町がロックダウン状態とのことでした。
自己紹介しながら、お互いに質問をしたりされたりすると、私の緊張が解けてリラックスした状態で参加できました。
その後ホスト側の紹介があり、最後には、報道の方も自己紹介してもらいました。そんな和気あいあいとした雰囲気で進行していきます。
ルーレットトーク

人とおり自己紹介が済んだら、次は「ルーレットトーク」です。これは、何から話せばよいか迷いがちな初対面同志の方を配慮したものです。
スマートフォンのルーレットを使用しました。仕掛けはないと思いますが、「朝まずすることは?」というお題が3回出ました。
私のお題は「好きな食べ物は?」というベタなものでした。地元の料理を挙げたのですが、その話をしている間にPCで検索して、その料理を映像で出してもらいました。このように映像や場所などをタイムリーに出してもらえると、聞いている人もイメージがしやすいですし、話しやすくなります。
秘密室の案内

ルーレットトークが終わって1時間15分ほど経過していました。このオンライン宿泊は2時間なので半分以上経過したことになります。
次は、STAFF ONLYとなっている扉の奥の部屋に案内してもらいました。そこは現在工事中でしたが、みんなで作り上げていかれるそうです。
どんな部屋かは、実際のオンライン宿泊で尋ねていただきたいのですが、ヒントを言うと、
玉村屋様のコンセプトの一つである「玉り場~夢を叶える語り場~」といったところです。夢を叶える・語れるっていいですね。
フリートーク
続いてトークの第2弾です。フリートークということですが、ざっくりとしたテーマはあって、今回は「これからかなえたい夢は何ですか?」というものでした。
大きな夢、身近な夢、もうすでに夢は叶っている、なかなか進まない夢など、いろんな話が出ましたが、どれも真剣に生きているから出てくる言葉なので、心を打たれました。こういった場というのは必要だなと思います。
また、どうやったら夢は叶うの?という話になって、
「人に話すと夢は叶う。」とか、「人には話さないで、叶ってからビックリさせる」といった考えが挙がっていました。いろんな考えや思いを話せるのも、この雰囲気の良さを物語っていますね。私にとってもためになりました。
チェックアウト

そうこうしているうちに「蛍のひかり」が流れ、あっという間の2時間です。Zoomによる集まりはこれで終了です。
翌日の朝に、チェックアウト替わりのEメールが届いていました。そこには、チェックアウトムービーも添えて。4分少々の動画ですが、福井今庄を感じられる素敵なものでした。
「・・・実際に玉村屋にお越しになる日を楽しみにしています。その際は、『はじめまして』ではなく、『おかえりなさい』でお迎えできることを楽しみにして・・・」
という最後の言葉が心に残りました。
感想
初めて「オンライン宿泊」を体験して、率直に思ったことは、初めて会った人なのに色々話して聞いてもらったし、いろんな経験をしてきた人の話を聞けて「体験してみてよかった」ということです。
また、玉村屋様に関しての感想は、
- ショーさんのファシリテーターの力量が高い!
- 地元の方が参加している点がよい。
といったところでしょうか。
あと「オンライン宿泊」に関しての感想は、みんなの名前が画面上に出るので、なかなか名前を覚えられない私にとっては助かりました。
今回のようなみんなでトークをする場合は、人数はゲスト5名程度が適切だなと思いました。あまり大勢だと話さない人も出てきますし。
でも「オンライン宿泊」の欠点としては、終わった後のギャップが激しいという点です。画面の退出ボタンを押すと、日常にすぐ戻ってしまいます。こればっかりは仕方ないですね。
そうそう、玉村屋様の「オンライン宿泊」は2つのプランが設定されていまして、私はプランAを選びました。
このプランは朝食で使用される「コシヒカリと甘露梅肉」をもらえるというものです。2,3日後に発送されるということで、それも楽しみの1つです。
以上のように初めての「オンライン宿泊」を楽しみました。
ここで紹介したもの以外にも、他の宿泊施設でも工夫をこらしたイベントがたくさんあると思います。
「コロナで制限されているからこそ、知恵を絞れば新たなものが生まれる」そのように思います。
ということで、少しでも「今度オンライン宿泊体験してみようかな」と思っていただけたならうれしいです。
情報が古いかもしれませんが、「オンライン宿泊」をやっているお宿をまとめた記事があるので、そちらも参考にして見てください。
また自由に旅行できる日を心待ちにして、今はオンラインで!
ではよい旅行を!
ご意見・ご質問等ございましたら、下のお問い合わせフォームにご記入ください。